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図書館使いこなし術

図書館にあるたくさんの本の中から、読みたい本を探すのって大変・・・と思っている人もいるかと思います。でも、図書館の本は、ある“きまり”にそって並んでいて、その“きまり”さえわかれば、本を探すのは決して難しいことではないんです。

では、さっそく、その“きまり”を伝授しましょう!!

分類について

図書館の本棚は、スポーツや音楽、小説など、なんとなく似たような内容が同じ本棚に置いてあるなぁなんて思っている人も多いと思います。

その通り!

図書館ではテーマごとに分類し、順番に棚に並べています。

日本のほとんどの図書館は、「日本十進分類法(NDC)」という分類法で本を分類しています。

図書館の本の背表紙には、数字やカタカナを書いたラベルが貼ってあります。

この数字を分類番号といい、本の内容を表しています。

分類番号

この数字を見れば、本の内容がわかります。

本の住所のようなものです。

だから、分類番号の順に本を並べると、同じテーマで本が集まるのです。

NDCについて

NDCの分類法は、まずあらゆるテーマを大きく1~9に分け、そのどれにもあてはまらないものや全分野を扱うものに0を割り当て、合計10種類に分けます。そして分けたものを、さらに内容によって0~9に分け、それをまた10種類に分けて細かくしていきます。

たとえば、サッカーの本は、

サッカーは球技なので、783になります。

NDCでは、1ケタ目を【類(るい)】、2ケタ目を【綱(こう)】、3ケタ目を【目(もく)】と呼びます。

でも、球技はサッカー以外にもたくさんありますよね。わかりやすくするために783の球技をさらに分けてみます。

  • このように、サッカーは783.4に分類されることがわかります。
    この番号の読み方は、3つの記号を並べたものなので「ナナヒャク ハチジュウサン テン ヨン」ではなく、「ナナ ハチ サン テン ヨン」と読みます。

図書記号について

図書館の本の中には、ラベルに分類番号とカタカナ、またはカタカナだけ書いてあるものがあります。このカタカナを「図書記号」といいます。

たとえば、小説のように同じ分類番号の本がたくさんあるときは、その中から本を探すのはなかなか大変です。そこで、本を書いた人の名字の最初の文字をラベルに書いて、五十音順に並べています。

マンガや絵本は、分類番号はなく、絵を書いた人の名字の最初の文字だけがラベルに書いてあります。シリーズ名などの最初の文字をラベルに書いてある場合もあります。

請求記号について

ラベルの数字(分類番号)とカタカナ(図書記号)をあわせて、請求記号といいます。

図書館にあるコンピュータや図書館のホームページで本の検索をして、検索結果一覧で本のタイトルをクリックすると、このような蔵書情報が表示されます。

蔵書情報画像

この表が出たら、まずは「請求記号」をチェックします。図書館ではこの請求記号の順に本を並べているので、この請求記号がわかれば、本の場所がだいたいわかります。

上の表のように、数字の前にアルファベットが付いているものもあります。

このアルファベットは、本棚の場所を表すものです。

たとえば、

  • Y・・・YA(ヤングアダルト)コーナー
  • S・・・文庫本の本棚
  • H・・・保存庫

など、いくつかの記号があります。

記号について詳しくは、こちらのページを見てください。

数字の前に「*(アスタリスク)」が付いていたら、子どもの本のコーナーにあります。

「禁帯」の欄に“禁帯”とある資料は、貸出のできないものなので、図書館の中で見てください。図書館内でコピー(有料)はできます。

「資料の状態」の欄に本の状態や置いてある場所が書いてあるので、ここも見て、その本棚に行ってみてください。本棚の場所は、図書館の中にある案内図でチェックしてくださいね。

本の並び方について

本は、左から右に、上から下へと並んでいます。

本は、分類番号の小さいものから大きいものの順に並んでいます。
大きい本などは、本棚の一番下の段に入っていることもあります。

探している本が見つからないときは、図書館の人に声をかけてくださいね。

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