南市民図書館展示 「東屋に逗留した文人たち」

  • 展示
  • 掲載日2019年11月2日

明治後期から昭和初期にかけて多くの文人が来遊した旅館「東屋」は鵠沼海岸にありました。
尾崎紅葉の硯友社の文人をはじめ、相次いで逗留した近代文学者の旗手たちは、この宿で執筆し、時には談笑し、それぞれの文学世界を創造しました。
志賀直哉、武者小路実篤らによる白樺派の揺籃の地でもあり、芥川龍之介の短編小説「蜃気楼」は当時の鵠沼海岸の風景を幻想的に描いています。
旅館「東屋」は明治25年頃、伊東将行・長谷川ゑいによって創業され、戦時色の強まる昭和14年に半世紀にわたる歴史を閉じました。

東屋に逗留した主な文人たちに関する本を集めました。

11月30日(土曜日)まで南展示コーナーで展示しています。
東屋に逗留した文人たちの展示写真