市議会に南市民図書館の再整備状況について報告しました。

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  • 掲載日2018年8月15日

南市民図書館の再整備につきましては、平成28年度策定の「第2次藤沢市公共施設再整備プラン」の中で、藤沢市民会館とともに検討しております。
 この度、平成29年度に実施した藤沢市民会館の建物調査結果を踏まえて、南市民図書館の再整備状況について、市議会藤沢都心部再生・公共施設再整備特別委員会(平成30年6月1日)で報告しました。

報告の概要

南市民図書館は、昭和38年に建設され築54年が経過し施設の老朽化などが懸念され、建物構造上バリアフリー機能が整っておらずその改善も困難であることから、障害者差別解消法の「合理的配慮」への早期対応が求められております。
 また、平成27年度から2年間にわたり設置された「藤沢市これからの図書館検討委員会」からの報告書においても、南市民図書館の現施設について継続利用は困難であると指摘し、「建替えに時間を要す場合は、老朽化の状況を考え、藤沢駅に近く利便性が低下しない施設への仮移転を考える必要がある」と提言されております。
 このような南市民図書館の現状と課題等により、現施設の継続使用を断念し、建替えを視野に入れた再整備の検討を進めることにしました。
 そこで、この整備に要する数年間を閉館とするとなると、現在の利用状況では市民サービスの著しい低下につながるものと考えられ得ることから、藤沢駅周辺施設への暫定移設の早期実現に向けて検討を進めております。なお、暫定移設先は代替施設としての位置づけとなり、市民サービスを提供する公共施設として次の施設条件を満たす施設を候補とすることにいたしました。

1 現在の南市民図書館の機能を維持するためのスペースの確保が可能で、かつ
   18万4千件の蔵書資料の荷重に耐える構造であること。

2  バリアフリーの条件が整えられること。

3  早期の移設が実現でき、再整備期間中の利用継続が可能であること。

今後も南市民図書館における再整備につきましては、暫定移設関連など皆様へお知らせしてまいります。

南市民図書館〈正面玄関)

南市民図書館 写真