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YA担当者の好きな本♪2

ご好評につき(?)、去年に続き今年もYA担当者の好きな本を紹介します! それぞれに思い出のある本や好きな本です。手に取ってみてくださいね。

虹いろ図書館のへびおとこ
櫻井とりお/著
河出書房新社
いじめが原因で学校へ行けなくなったほのかは、昼間の居場所を探して、図書館にたどりつく。そこで出会うすてきな人たちと、すてきな本たち・・・。
大人も子どもも、いろいろ事情はあるけれど、きっとなんとかやっていける。そんな前向きな気持ちになれる本です。

 
遙か南へ
ロバート・R・マキャモン/著 二宮磬/訳
文芸春秋
主人公のダンは彼自身のせいではない不幸によって、殺人を犯してしまう。警察から逃亡、さらに二人組の賞金稼ぎにも追われるはめに。そんな中、顔にアザがある少女と出会う。彼女はブライト・ガールを見つければ、そのアザは取れると言う。目指す先は同じ、連れて行ってとせがまれたダンは…。
読む時間
アンドレ・ケルテス/[撮影] 渡辺滋人/訳
創元社
あなたはいつもどんな場所で、どんな姿で本を読んでいますか?
この写真集は、時間も場所も、読んでいる人々も様々。でも、誰もが本に夢中です。
夏への扉
ロバート・A.ハインライン/著 福島正実/訳
早川書房
古典SFの名作。だ~いぶ古い本だけど大丈夫!後半スピーディーにたたみかけてくるから頑張って読んでみて!冷凍睡眠で30年後に目覚めたらどんな世界?2000年が過去になっちゃった今、ちょっと違う近未来にセンス・オブ・ワンダー!!さあ、君も「夏への扉」を探しに行こう!ネコのピートと一緒にね!
八月の光
 朽木祥
偕成社
この本は、ヒロシマの原爆投下後、生き残った人々の視点から描いた連作短編集です。 生き残った人々はどのようにその事実を受け止め未来にその生を受け継いでいったかのでしょうか。
みなさんもあの日のヒロシマの失われた声に耳を澄ませてみませんか。
帰命寺横丁の夏
柏葉幸子/昨 佐竹美穂/絵
講談社
小学5年生のカズは、真夜中に自分の家から出ていく白い着物の少女・あかりを目撃。幽霊?誰かが祈ると死んだ人がよみがえるという「帰命寺様」をめぐる物語。生き返ったあかりの運命は?柏葉幸子が贈る夏にぴったりの物語です。
 
ひとりずもう
さくらももこ/絵と文
小学館
『ちびまる子ちゃん』でおなじみの著者が青春時代についてつづった一冊。異性を避けていた中学時代、女子校で過ごした高校時代、マンガを投稿していた頃のことなど、ユーモアたっぷりに語られています。
愛についてのちいさなおはなし
マリット・テーンクヴィスト/作 野坂悦子/訳
小峰書店
来る日も来る日も海を眺めていた女の子。ある日、一人のわかものの乗った舟が近づいてきましたが…。切ないけれど勇気がわいてくる絵本です。淡いイラストをぜひ一ページずつ味わってみてくださいね。片思い中の人にもおすすめ。
シカゴより好きな町
リチャード・ペック/著 斎藤倫子/訳
東京創元社
シカゴに住む15歳のメアリ・アリスは、ひどい不況のせいで田舎の祖母の家に一人で引き取られる事になります。ところが、この祖母といったら銃をぶっぱなす事で有名な、とんでもないスーパーおばあちゃんでした!
左京区七夕通東入ル
瀧羽麻子/著
小学館
花は京都の大学に通う文学部の4回生。同じ大学の数学科の龍彦に恋をする。龍彦と同じ寮に住む愉快な友達とも知り合いになり、残り少ない学生生活を楽しみ、かけがえのない時間を過ごす。しかし、ある日数学のことになると周りのことが見えなくなってしまう龍彦の姿を見て・・・。花の恋は成就するのか?読んでいると京都の風景が目に浮かびます。
風が強く吹いている

三浦しをん/著
 
新潮社
陸上から離れていた走(かける)は、進学席の大学の陸上部の灰二に声を掛けられ、陸上部の寮に入る。すると灰二は箱根駅伝出場に挑むと言い出し・・・。陸上経験のない部員も含め、箱根駅伝に向けてそれぞれの思いを胸に走る。読み始めると引き込まれていく1冊です。
狐霊の檻
廣嶋玲子/作 マタジロウ/絵
小峰書店
山の上のお屋敷阿豪(あごう)家は権力を維持するため、森の守り神あぐりこを90年もの間幽閉していた。あぐりこの世話役として連れて来られた千代は、もう一度森へ帰りたいというあぐりこの強い思いを知り立上がる。つらい過去、友情、人と自然の共生など、人間の在り方についても改めて考えさせられます。読みだしたら止まらないドキドキハラハラのファンタジーです。

表紙の画像は出版社の許諾を得て掲載していますので、転載しないでください。

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